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地域ネットワーク構築くろねえ事業

地域ネットワーク構築    ”くろねえ事業”
 
 上三川町では今後、少子高齢化が急激に進み、今のまま福祉サービスを使っていると、困っている人を支援するためのサービスや費用が足りなくなっていきます。そのような時代に備えるため、町社協ではくろねえ事業を実施し、住民同士のつながりや、新たな支え合いの仕組みづくりを、住民の皆様や関係機関と共に行っていきます。
地域の仲間や、心配な人に渡し、支え合いを広めましょう
※「くろねえ」とは、この地方の方言で、「大丈夫、心配ない」という意味合いです。
 
くろねえ事業についてのお問い合わせは、
上三川町町社会福祉協議会 地域包括支援センター(tel:0285-56-5513)
までご連絡ください

★くろねえ会議活動報告★

地域の話し合いチーム
    
                   活動報告
 

令和4年度のふりかえり

令和4年度のくろねえ会議は各地区2~3回開催することができました。
主な内容
①移動スーパーの導入
買い物支援についての意見交換を行いました。どの地区からも移動販売の話題が挙がり、ニーズが高いことが分かりました。この意見を町主催の高齢者支援協議体に提言し、令和5年4月から移動スーパーが導入されることとなりました。
現在では、移動スーパーが見守りの場となっています。また、近所に自分で買い物に行き、声を掛け、話をするなどコミュニケーションをとる機会になり介護予防に繋がっている様子がうかがわれます。
②地域の見守り推進啓発チラシ
地域の見守り体制充実のために地区ごとに、くろねえ会議とワーキンググループで話し合いを重ねて地域の見守り推進啓発チラシを作成しました。チラシは令和5年3月に全戸配布致しました。
チラシを手にした多くの人に、地域の中での見守りの必要性を知っていただくことができたと思います。また、チラシ作成のプロセスは地域の見守りのポイントや方法等、考えを深める機会となりました。

令和5年度 第1回くろねえ会議


5月・6月に第1回くろねえ会議を各小学校地区で開催しました。
これまでに開催したくろねえ個別会議でゴミ出しについての課題が多くあったため今年度のくろねえ会議で高齢者等のゴミ出しの現状と、サポートについて意見交換をしました。

みなさまから出た御意見
(高齢者等のゴミ出しの現状)
・ゴミステーションまでの通りが車の交通量が多く危険な場所がある。
・ゴミステーションまで1㎞以上あり、高齢者が捨てに行くには遠い。もっと近い距離にあって高齢者が自分でゴミ出しに行ければ介護予防になる。
・スクールガードの帰りにゴミ出しの声掛けをしている。
・別に住む親族が来てゴミ出しをしている人がいる。
(サポートについて)
・困りごとが出てくる前からの繋がりが必要。
・ゴミ出しの時の様子から「いつもと違うな」に気付ければ困っている人を発見できる。
・周りで困っている人がいたらサポートする準備、心構えはある。
・若い世代の人にも関心を持ってほしい。
・家の前にゴミを出しておけば持って行ってもらえるシステムがあるといい。
・ゴミ出しの支援は頻度が多く継続するものなので、決まった少ない支援者で続けていくことは負担が大きい。
・ゴミは自分からは頼みにくいもの。どうやったら本人がSOSを発信しやすいだろうか。

どの地区も活発な意見交換となりました。
多くの御意見を、町主催の高齢者支援協議体(第一層協議体)に提言していきます。

※第2回くろねえ会議は12月・1月を予定しております。

くろねえ個別会議

くろねえ個別会議とは?

 地域で困っている人に対し、その困りごとを取り巻く住民や関係機関を中心として話し合う会議で、自治会や班単位でルールづくりや個別事例の解決を目指しています。
 (例)〇転倒してゴミ出しができなくなってしまった人の支援体制を早急に考える
    〇見守りが必要な高齢者を隣近所でどのようなルールで見守るか考える
    〇困っている人を、ボランティアや公的機関につなぐ
                                       など

 お住いの地区で対応に困っている方がいらっしゃいましたら、地域包括支援センター(56-5513)までご連絡ください。
 
 

今年度話し合った主な内容と成果

内 容
成 果
個別会議参加者
転倒しやすくなった。ゴミの分別ができず、ゴミ出しができない。緊急通報装置の導入。本人がゴミを分別できるよう、種類ごとにゴミ箱を作成。近隣住民のゴミ出し協力。民生委員児童委員、自治会長、福祉協力員、本人、本人の家族、近隣住民、在宅介護支援センター、社協
これからの生活に不安を抱えており、誰かに話を聴いてほしい。関係者同士の情報共有を行い、顔の見える関係を構築。傾聴ボランティアに訪問してもらい、不安軽減を図る。民生委員児童委員、福祉協力員、近隣住民、傾聴ボランティア、ケアマネジャー、在宅介護支援センター、社協
1人暮らしで物事を理解するのに時間を要する。成年後見制度を利用し、保佐人が付いたが今後も安心して自宅で生活したい。関係者同士の情報共有を行い、顔の見える関係を構築。デイサービスや「えんがわ」を利用したい気持ちが少し出てくる。本人、民生委員児童委員、在宅介護支援センター、役場、社協
夫が施設へ入所し1人暮らしになる。本人も物忘れや妄想が出てきており、猫をたくさん飼っているので家の中も不衛生。
今後も関係者で見守りを継続。何かあったときの連絡先を共有し、見守り体制を構築した。本人、民生委員児童委員、前民生委員児童委員、自治会長、福祉協力員、ケアマネジャー、ヘルパー、在宅介護支援センター、社協
認知症の1人暮らし。朝夕と散歩に出て介護サービスの時間に不在でサービス受けられないことがある。何かあったときの連絡先を共有。民生委員児童委員、在宅介護支援センターによる訪問、福祉協力員による散歩中の声かけ。民生委員児童委員、自治会長、近隣住民、福祉協力員、ケアマネジャー、社協
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